Push and Groove

Push and Groove

トラックメイカーの皆さんこんにちは、『Push and Groove』がお送りする音楽制作機材、DTM 最新ニュースサイトです。海外の情報を中心に、今知るべきトピックを厳選してお届けします。

2026年09月11日 最新ニュース

テクノの祖、ケビン・サンダーソンが909を無料講義

デトロイト・テクノのオリジネイター、Kevin SaundersonがRolandと組み、909の無料ワークショップを開催します。
オンラインで誰でも視聴でき、デトロイトのUnderground Music Academyでは対面枠も用意されるため、909 Dayの発表の中でも歴史とグルーヴを直接学べる貴重な機会です。
909のプログラミング、スイング、サチュレーションの掛け方ひとつでトラックの説得力は大きく変わるので、テクノやハウスを作るなら第一線の手癖を盗めるこの講義は見逃せません。

Iris 2の魂を継ぐ?幻視的マルチサンプラーが登場

Dillon BastanのIota IIは、スペクトラルなマルチサンプリング・ワークステーションです。
iZotope Iris 2を愛用していたプロデューサーなら、そのビジュアル指向のサンプル操作に即座に反応するはずで、サンプルをスペクトラム単位で切り出して描くように音を組み替えられます。
単なる再生ではなく音を素材として再合成する発想は、アンビエント、IDM、テクノのテクスチャ作りやループ依存の制作から抜け出す武器になります。

$129のデュアルモード・シンセが期間限定で無料

Joey Sturgis TonesのGemini Twinが、macOS/Windows向けに期間限定で無料配布されています。
通常$129のデュアルモード・バーチャルシンセで終了日は未告知のため、ベース、リード、パッドまで幅広く使えるこのタイプは今すぐプロジェクトへ投入して音作りに組み込めます。
無料とはいえプリセットを眺めるだけでも今後のサウンドデザインの引き出しが増えるので、気になるならブラウザのタブに放置せず今すぐ確保しておきましょう。

Elektronが8chオーディオ/CVブレイクアウトBoxをリリース

ElektronのOutbox 8は、8チャンネルのオーディオ/CVブレイクアウトボックス兼USBホスト/デバイスです。
DAW、ハードウェア、モジュラーをまとめて接続できるため、配線の自由度とライブの再現性が一気に上がります。
特にElektron機とユーロラックを同期させている人には、CVの受け渡しやマルチチャンネル運用を整理できる実践的な拡張です。

Legioが16種の新ファームウェアで一気に拡張

Noise EngineeringのLegioプラットフォームに、16種類のカラフルな新ファームウェアが登場しました。
オシレーターとFXを切り替えて使えるオープンなモジュールだけに、1台で全く違うキャラクターを楽しめ、ライブごとにファームを差し替えてセット全体の音色を再構築する使い方も可能です。
特にテクノの硬質なリズムやノイズ系パーカッションを作る人には、即戦力のアップデートと言えます。

ARP 3620の血を引くMIDI/CVキーボードが現代に

Antonusの3620は、名機ARP 3620にインスパイアされたMIDI/CVキーボード/シーケンサーです。
37鍵と49鍵のモデルがあり、ベロシティ、アフタータッチ、スプリット、アルペジエーター、ステップシーケンサーを搭載し、モジュラーやヴィンテージ機材をDAWと橋渡しする演奏インターフェースとして魅力的です。
鍵盤のタッチからCVへ送る表現はソフト音源のクリック入力では得られない人間味を生むので、ハードシーケンスを軸にしたハウスやエレクトロに刺さる一台です。

今日は909の歴史を学べる講義と、無料/低コストで試せる新世代ツールが同時に並びました。
機材の進化は速いですが、結局はグルーヴをどう組むかがトラックの核心です。
新しいシンセやモジュラーで音を拡張しつつ、ケビン・サンダーソンのような原点のグルーヴ感覚もアップデートしていきましょう。

2026年09月10日 最新ニュース

Max for Liveの名作「Sting」が単体プラグイン化。全DAWで即興Acidラインを操れる

Max for Liveユーザーに愛され続けてきたAcidライン生成ツール「Sting」が、VST3/AU/CLAP対応の単体プラグインとして生まれ変わりました。
新たな「Iftah Sting 2」はTB-303ライクなパターンを感覚的に生成できるだけでなく、視覚障碍を持つプロデューサーにも配慮したアクセシビリティ設計も強みです。
Abletonに依存せず、あらゆるDAWで即興的なAcidラインを操れるようになったのは、テクノ/ハウス好きにはたまらない進化と言えるでしょう。

Iftah Sting 2: the brilliant, inspiring M4L acid line generator is now a plugin
Iftah Sting 2 is an expressive and improvisational acid line generator for Ableton M4L and now also a plugin for macOS, …

Elektron「Outbox 8」登場。ハードウェアのオーディオ/CV出力を一気に拡張できる新定番

Elektronが発表した「Outbox 8」が、いよいよ正式リリースされました。
これはほぼ全てのElektronハードウェアに、最大8系統のオーディオ/CV/Gate出力を追加できるマルチアウトインターフェースです。
従来ミックスを1トラックに縛られがちだった制作環境を一気に開放する、まさにゲームチェンジャー。機材のポテンシャルを引き出す新定番になり得ます。

Elektron Outbox 8: game-changing multi-output interface is available now
Elektron Outbox 8 is now available: a multi-output interface that gives almost every Elektron hardware up to 8 audio or …

ポータブルトラッカー「Dirtywave M8」が公式iOSアプリをリリース

ハードウェアでもヘッドレス構成でも不動の人気を誇るトラッカー「Dirtywave M8」に、公式iOSアプリが登場しました。
iPhone/iPadでトラッカー制作が完結するため、電車の中や外出先でも高速なシーケンス編集を楽しめます。
モバイルトラッカーアプリの選択肢が増える中、M8の洗練されたワークフローが手軽に試せるのは大きなニュースです。

Dirtywave M8 has an official iOS app – a great addition to mobile tracker apps – CDM Create Digital Music
Dirtywave M8 is already superb as hardware, whether you run their pre-made device or build your own "headless" rig. Now,…

多機能シンセ「Wavea Flite」が大型無料アップデート。サンプリング&MPE対応へ

多層合成が持ち味のWavea Fliteが、2.0への大型無料アップデートでさらに進化しました。
新オシレーターに加え、シーケンサーエンジンの刷新、エフェクト強化、そしてフルMPE対応も実装されています。
もともと1台で完結するワークステーション志向のシンセですが、これだけのアップデートが無料で降ってくるのは制作環境として心強い限り。

Wavea Flite 2.0: major feature-rich free update for the multi-engine Synthesizer, incl. MPE
Wavea Flite 2.0: a major, feature-rich free update for its multi-engine synth, with new oscillator power, an overhauled …

サンプラー「Soundbox」が無料アップデートver1.3へ。MPEで表現の幅を一気に拡張

コミュニティ共有型のサンプラープラグイン「Soundbox」に、ver1.3の無料アップデートが到着しました。
目玉はフルMPEサポートで、従来のパッドものやループ素材の扱いに加えて、音程ベンドやアフタータッチを活かした有機的な演奏表現が可能になります。
サンプル探しから制作まで完結する設計は、次の一手を探しているトラックメイカーに刺さるでしょう。

Audiomodern Soundbox: free update 1.3 adds full MPE support to the sampler plugin
Audiomodern Soundbox is a sampler plugin platform with advanced features and a community-oriented sharing concept: updat…

ユーロラックに強力なスネア特化モジュール「Lancer’s Lash」が登場

ベルギーのShakmat Modularが、ドラムシンセシスシステムの新たなピースとしてスネアドラム特化モジュール「Lancer’s Lash」を投入しました。
複数エンジンを備えつつも操作はダイレクト。ハンドオンで音を作れる設計は、ライブパフォーマンス志向のユーロラックユーザーに響くはずです。
スネアの分解能と個性を突き詰めた設計は、リズムトラックの説得力を一段引き上げてくれます。

Shakmat Lancer’s Lash: powerful multi-engine yet hands-on snare drum synth module
Shakmat Lancer's Lash is a new powerful yet hands-on multi-engine snare drum Synthesizer module for Eurorack.

今日の顔ぶれを振り返ると、単体プラグイン化やMPE対応、モバイル展開など「既存の名機をより自由な環境で使う」流れが非常に際立っていました。
特にStingの単体化は、Abletonユーザー以外にもAcid制作の楽しさを広げる大きな一歩です。
ハードもソフトも入口が増えれば増えるほど、自分なりのルーティンを模索するのが楽しい。そんな時代を実感できるニュースが揃った1日でした。

2026年09月09日 最新ニュース

Denon DJ『PRIME 4 G2』が“パッドで全部やる”新時代のDJブースを切り拓く

Denon DJの新フラッグシップ「PRIME 4 G2」が登場しました。
最大の目玉は、3Dセンシング搭載の16基MPCeパッドです。Hot Cue、Stems分離、FX、照明操作を同一パッド上で使い分けられ、従来のDJ機の常識を覆す操作性を実現しています。
8コアCPUと4GB RAMで本体だけでStemsをレンダリングできるほか、DMXアウトも内蔵。PCなしでDJとライティングを完結させたいモバイルDJ/クラブDJに刺さる一台です。
トラックメイカーとしても、Stemsをリアルタイムに切り替えるライブパフォーマンスの可能性が広がります。価格は$2,599。

Denon DJ Unveils PRIME 4 G2
The new four-channel standalone system introduces pressure-sensitive MPCe pads, onboard Stems rendering and built-in DMX…

Plaitsの39エンジンを2層重ねた新世代シンセ「Tresse」が熱い

Våld Labs Tresseは、Plaits由来の39種類のサウンドエンジンをデュアルレイヤーで操れるプラグインシンセです。
付属のジェネレーティブシーケンサーが、テクノやハウスに欠かせない“規則的だが予測不能な”リズム/メロディを生み出してくれます。
macOS/WindowsのほかiOS対応も控えており、スタジオとモバイルの両方で同じ音作りができるのも魅力。
音色の組み合わせは膨大で、次のアイデアを探しているトラックメイカーの刺激になること間違いありません。

Våld Labs Tresse: a dual-layer 39-engine Synthesizer for mac, win and soon iOS
Våld Labs Tresse is a new dual-layer 39-engine Synthesizer plugin for macOS, Windows, and soon iOS with a built-in gener…

Max for Liveを飛び出した生成メロディツール「Sting」が単体プラグイン化

酸味のあるベースラインや有機的なアルペジオ生成で人気の「Sting」が、VST3 / AU / CLAP対応プラグインとして再誕生しました。
視覚障碍のあるミュージシャンでも使えるアクセシビリティの高さや、コントローラーで直感的に“揺らぎ”を加えられる設計は、まさに現代の生成音楽ツールの手本です。
Ableton Live以外の環境でも使えるようになり、メロディのアイデア出しがさらに快適になりそうです。

Eminently controllable, accessible by design, Sting is now a plug-in – CDM Create Digital Music
Now this is how to do generative melodies. Add expression. Get control with your hands. Make melodies accessible — incl…

Novation Supernova IIのシミュレーター「Blue Giant」がついに登場

The Usual Suspectsが、90年代を象徴するヴァーチャルアナログシンセ「Novation Supernova II」のシミュレーター「Blue Giant」を発表しました。
太くうねるトランスリードや、豪華なユニゾンパッドは当時のクラブサウンドの要。現行DAWでその質感を再現できれば、レイヴ/トランス系プロデューサーにはたまらないはずです。
Roland SRV-330のシミュレーター「R-330」と合わせて、The Usual Suspectsの動向から目が離せません。

The Usual Suspects Blue Giant: the Novation Supernova II simulator – now in beta
The Usual Suspects Blue Giant: the long-awaited Novation Supernova II polyphonic Synthesizer simulator is now in beta.

90’sサンプラーの旗手・Ensoniq EPS-16+が無料でmacOSに蘇る

mardlibが開発したオープンソースのEPS-16+シミュレーターが登場しました。
ループ編集やマルチサンプリングなど、オリジナルハードウェアの主要機能をmacOS上で再現しているのが特徴です。
あの独特なビットクラッシュ感や12bitサウンドを無料で試せるのは、ローファイ/ハウス/ヒップホップ好きには朗報。
過去の名機がソフトウェアで次々と復活する流れは、ますます加速しそうです。

Ensoniq EPS-16+ sampler simulator by mardlib
The Ensoniq EPS-16+ sampler now has a free, open-source simulator for macOS (for now) by mardlib with the same features …

今日はハードウェアDJ機から、生成メロディ、往年の名機シミュレーターまで、制作のインスピレーションを刺激するニュースが目白押しでした。
特に感じるのは、実機なしで過去のサウンドへアクセスできる時代の深化です。
手元の機材と組み合わせて、ぜひ次のトラックに取り入れてみてください。

2026年09月08日 最新ニュース

MAMEで40種以上のヴィンテージ楽器をDAWに。無料プラグイン「VES」が大注目

MAMEエミュレーションをベースに、ヴィンテージ楽器をDAW内でよみがえらせる「Vintage Emulator Studio(VES)」が大きな話題を集めている。
特に注目は、サンプリングではなく回路エミュレーションによる再現で、当時の質感をよりリアルに体感できる点だ。
しかも無料・オープンソースで、シンセ/サンプラー/ドラムマシン40種以上を1つのプラグインにまとめているのだから、試さない手はない。

Autodafe VES: a free vintage emulator studio plugin based on MAME framework
Autodafe VES is a free vintage emulator studio plugin based on the MAME framework with various emulated instruments for …

Rolandが無料のAIソングライティング支援「Melody Flip」をリリース

世界的シンセメーカーRolandが、AIを活用した新プラグイン「Melody Flip」を無料公開した。
これまでこうしたMIDI生成系は独立系デベロッパーの独擅場だっただけに、老舗ブランドが切り込んだインパクトは大きい。
煮詰まったときのアイデア出しやデモ制作の高速化に役立つ、頼もしい“第2のブレイン”になりそうだ。

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Memorymoogエミュレーションの波はまだ終わらない。Xils Lab「MemoryTone」登場

今年はArturiaやCherry AudioがMemorymoogのエミュレーションを送り出してきたが、Xils Labも「MemoryTone」で名乗りを上げた。
クラシックなアナログサウンドを追求するトラックメイカーなら、本作のリリースが気になって仕方ないはずだ。
分厚いユニゾンリードやずっしりした低音は、テクノ/ハウスのトラックに“主役級”の存在感をもたらしてくれる。

Xils Lab MemoryTone: the year of the Memorymoog emulations isn’t yet over
Xils Lab MemoryTone is a new authentic Moog Memorymoog Synthesizer emulation and joins the others this year

8つのバンドパスフィルターがリズムを刻む。新ハード「bass frog」に注目

「bass frog」は、8つの進化するバンドパスフィルターを核にしたハードウェア・フィルターバンクシンセ/FXだ。
フィルターが生み出す動的な音響そのものを楽器として操る発想がユニークで、既存のドラムマシンにはない個性をトラックに加えられる。
テクノ/ハウスにおける“フィルターを開閉する”定番表現をさらに発展させたいプロデューサーに刺さる一台だろう。

issue.design bass frog: a rhythmic filterbank Synthesizer and FX
issue.design bass frog is a new hardware filterbank Synthesizer and FX processor built around eight evolving bandbass fi…

Kawai K3が蘇る。Full Bucket Musicの無料エミュレーション「FB3」

Full Bucket Musicが、1986年発表のKawai K3/K3mをエミュレートした「FB3」を正式リリースした。
デジタル&アナログのハイブリッド構成が生む、どこか懐かしく尖ったサウンドは、テクノやシンセウェイヴにもすんなり馴染むはずだ。
同社らしい無料とは思えない完成度に仕上がっているので、まずは触って“80年代の空気”を確かめてほしい。

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Ardour 9.8がスケール/チューニング対応へ。オープンソースDAWの存在感

無料・オープンソースのDAW「Ardour」が9.8へアップデートし、セッション復旧の改善やMIDIアルペジエーター、スケール/キー設定機能の拡張を実現した。
さらに、チューニング(調律)対応も視野に入っているとのことで、民族音階やノン・スタンダードな調律を探求する制作現場には見逃せない流れだ。
商用DAWとは異なる視点でコントロール面も拡充しているArdourの今後に、ますます注目が集まる。

Scales among updates to the free Ardour DAW – with tuning on the way – CDM Create Digital Music
Ardour 9.8 continues the rapid development of this free and open-source DAW, with improved session recovery and clip rec…

今日は、大手によるAI支援と無料/オープンソース技術の進化が同じ日に並んだ、刺激的なニュースラッシュでした。
こうした動きは、特定のハードウェアを持っていなくても“本物の音”へアクセスできる環境を、ますます広げてくれます。
新しい情報をきっかけに、自分のトラックメイクのルーティンをちょっと変えてみる。それこそがサウンドを次のステージへ押し上げる原動力になるはずです。

2026年09月06日 最新ニュース

無料定番エディタ「Audacity 4」が大刷新。トラックメイクの下準備が激変する

買収以降、迷走気味だったAudacityが、「史上最大のアップデート」と共に帰ってきた。
多くのDAWと立ち位置は異なるが、宅録ボーカルの編集や2ミックスの確認などで愛用しているトラックメイカーも多いはずだ。
今回の刷新によって、そうした作業がよりスピーディになるなら、曲作りの時間を大幅にクリエイティブへ振り分けられるだろう。

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Memorymoogエミュレーション戦争にXils Labが参戦した大注目の一本

2026年はMemorymoogエミュレーションが相次いだ特別な年だが、そこにXils Lab「MemoryTone」が殴り込みをかけた。
本家アナログの太く重厚なサウンドは、テクノのスタブやハウスのコードに使えばミックスの存在感を一気に引き上げるポテンシャルを秘めている。
ArturiaやCherry Audio版と聴き比べれば、各社の解釈の違いがシンセの面白さをさらに深めてくれるだろう。

Xils Lab MemoryTone: the year of the Memorymoog emulations isn’t yet over
Xils Lab MemoryTone is a new authentic Moog Memorymoog Synthesizer emulation and joins the others this year

Kawai K3エミュレーション「FB3」をFull Bucket Musicが無料公開

老舗フリーウェア開発者Björn Arltが、Kawai K3のエミュレーション「FB3」を無料でリリースした。
アディティブとウェイブテーブルを組み合わせた異色のシンセシスは、エレクトロやテクノのリードに80’sテイストの透明感を加えたい時にうってつけだ。
往年の名機のサウンドを今の制作環境で気軽に試せるというのは、非常に贅沢なことである。

Full Bucket Music FB3: a free Kawai K3 additive Synthesizer emulation is available now
Full Bucket Music FB3 is a new free Kawai K3 additive/wavetable Synthesizer plugin emulation for macOS and Windows: it's…

頭文字DのMOTSUによる無料ボーカルチューナー「MotTune MIDI」が楽しい

アニメ「頭文字D」のサウンドトラックに携わったMOTSUが、リアルタイム対応の無料ボーカルチューナー「MotTune MIDI」を公開した。
低遅延でピッチ補正とボコーダーを扱える設計は、ボーカルチョップやハーモニー加工を盛り込みたい現代のクラブミュージック制作と好相性だ。
気軽に声ネタを加工できるようになるだけでも、曲作りの引き出しは確実に増えるはずだ。

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無料で手に入るリズム系シェイパー「Pulse」。サイドチェインの常套句を自在に操れ

ハウスやテクノに欠かせないサイドチェイン風のポンプ感を、専用プラグイン「Pulse」が無料で実現した。
リズミック・ゲートやLFOボリュームシェイプを一つの画面で操作できるため、キックとベースラインの噛み合わせを細かく調整したい時に頼もしい。
Cableguys系シェイパーの愛用者も、この無料の新選択肢はぜひ試しておきたい

Security Verification

今日は無料の実力派プラグインが目白押しのニュースデーだった。
高性能な音源やエフェクトを誰もが手軽に使える環境は、制作のアイデアを確実に広げてくれる。
次なる大型発表を待ちつつ、気になったツールはぜひ今日のトラックで鳴らしてみよう。

2026年09月05日 最新ニュース

Elektron TonverkのOS 1.40はオーバーブリッジ対応。DAWとの距離がさらに縮まった

Elektron Tonverkの最新OS 1.40では、オーバーブリッジによるマルチトラック・ストリーミングと、トラックごとのモジュレーション設定拡張、セミトーン単位のパターン移調が可能になった。
最大の注目点はオーバーブリッジ対応にあり、TonverkのシーケンスをDAW上で個別トラックに録音できるため、後からバランスを調整する自由度が段違いだ。
ライブ感を残したままDAWで仕上げるハイブリッド制作をしている人は、このアップデートを見逃せない。

Elektron Tonverk OS 1.40 In-Depth Demo
Tonverk gets Overbridge multitrack streaming, additional options in each track’s modulation setup, pattern transpose in …

Korg Prologue用拡張「Elixir」が新OSCを追加。ウェーブテーブルとアナログの融合が熱い

Korg Prologue用の新拡張『Elixir』が登場し、3種のカスタム・マルチエンジンOSCと5種のウェーブテーブルOSCが追加された。
特に嬉しいのは、ウェーブテーブルの動きのある倍音をPrologueの温かいアナログフィルターに通せる点で、テクノやハウス向けの尖ったリードとベースをすぐ作れる。
所有している人なら、今日のうちにElixirの音を確かめたくなるはずだ。

Korg Prologue Synthesizers Get Expanded Synthesis Capabilities
Elixir features three new custom multi engine oscillators,??and 5 wavetable oscillators, expanding the sonic capabilitie…

無償の定番オーディオエディタ「Audacity 4」登場。UI刷新でサンプル編集がさらに快適に

オープンソースの定番オーディオエディタであるAudacityが、UIを大幅に刷新したv4へと到達した。
トラックメイカーがループ素材の切り出しや一発録りの処理に使うシーンを考えると、操作の分かりやすさ改善は地味に効くアップデートだ。
無償ツールでありながら長年アップデートが続く環境だからこそ、v4の登場でまた新しい制作フローが組める

Audacity 4, free and open-source audio editor, arrives with a revamped UI – CDM Create Digital Music
It's been a long time coming. Audacity, the ubiquitous open-source audio editor now owned by Muse Group, reaches version…

ドラム録音のグルーヴをMIDI化する「Pick Pocket」。スウィングを保ったまま打ち込み直せる

Yurt Rockが、オーディオをMIDIへ変換するドラム用プラグイン『Pick Pocket』を49ドルでリリースした。
ドラムトラックを読み込むとグルーヴを抽出でき、オリジナルのマイクロタイミングやダイナミクスを保持したままMIDI化できるのが特徴だ。
人力ドラムのノリを活かした打ち込みをしたい人には、まさに即戦力となるだろう。

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Loraine Jamesの新作LPが無料公開。豪快なグリッチビートに心臓を撃ち抜かれる

電子音楽シーン注目のLoraine Jamesが、新作LP『It’s Nothing Personal.』を無料公開した。
巨大なグリッチ・パーカッションのシンコペーションと深いベース、心臓を直撃するボーカルが一体になった、生々しいクラブミュージックの快楽が詰まっている。
サウンドデザインの参考資料としても刺激的なので、無料のうちにぜひ体感してみてほしい。

Loraine James has a new LP, it’s a free download, and it’s raw brilliance – CDM Create Digital Music
"U Get Me"? Yes. Out today, Friday, Loraine James' newest LP It???s Nothing Personal. is the kind of massive, glitchy pe…

今日のニュースを眺めると、ハードウェアのアップデートによる拡張と、手頃なプラグインの進化が同時に来ているのが面白い。
既存機材を育てながら次の制作に活かす動きは、機材を買い替えるだけではない新しい価値を示している。
まずはTonverkとElixirを触りながら、今日の刺激をトラックへ落とし込みたい。

2026年09月04日 最新ニュース

核実験装置「ボックスカー平均器」から生まれた話題のユーロラック

AI Synthesisの新型ユーロラックモジュール「AI250 BXR」が、複数の海外メディアで一斉に取り上げられる注目の的だ。
核実験の計測装置「ボックスカー平均器」に着想を得た異色作で、オシレーター/CVジェネレーター/オーディオマングラーを1枚に凝縮した“音響破壊ツール”として話題を呼んでいる。
外部CVと組み合わせれば、リズムの揺らぎやノイジーなテクスチャを生む未知の音源に化けるため、テクノ/インダストリアル系のトラックメイカーにはたまらない一台になりそうだ。

AI Synthesis AI250 BXR: audio mangler module inspired by Nuclear test equipment
AI Synthesis AI250 BXR is a new audio mangler and CV generator module for Eurorack inspired by Nuclear test equipment.

TONEXとAmpliTubeを1台に統合。IK Multimediaの新フラッグシップ登場

IK Multimediaが、AIアンプモデリング技術「TONEX」と老舗ソフト「AmpliTube」を統合したフラッグシップエフェクター「TONEX Board」を発表した。
ギター/ベース向けの発表と受け取られがちだが、あらゆるオーディオをハイエンドなアンプ/キャビネット経由の質感へ変換できる点は、シンセやドラムの音作りにも大きな武器になる
ハードウェア単体でトーンを完結させられるため、自宅スタジオからライブまで幅広い現場で活躍してくれるはずだ。

IK Multimedia TONEX Board: TONEX and AmpliTube merged into a flagship modeler
IK Multimedia TONEX Board combines its TONEX amp modeling technology and best-known AmpliTube into a flagship hardware F…

伝説のMoog Prodigyをソフトで忠実再現。ポリフォニック対応も魅力

Martinicが、1979年に登場したMoog Prodigyを徹底再現するソフトシンセ「Prodigy」をリリースした。
“低価格なエントリーモーグ”として親しまれたモデルを、忠実な回路エミュレーションで現代に蘇らせつつ、ポリフォニック再生などの拡張機能を追加した点が大きな話題だ。
太く温かいモノシンセのベース/リードをDAW内で自在に操れるのは、ハウスやテクノのトラックメイクに新たなインスピレーションを与えてくれるだろう。

Martinic Prodigy: an authentic emulation of Moog’s low-cost monosynth
Martinic Prodigy is an authentic emulation of the Moog Prodigy Synthesizer from 1979 with expanded features, including p…

Sugar Bytesが仕掛ける新グラニュラー。モジュレーション機構「Harvester」が熱い

ドイツのSugar Bytesが、新しいグラニュラーエフェクト「Graindad」をmacOS/Windows/iPadOS向けにリリースした。
高品位なグレインエンジンに多彩な内蔵エフェクトを組み合わせ、独自のモジュレーション機構「Harvester」が音の粒子を立体的に動かすのが特徴だ。
粒の編集とマクロな動きの生成を一つのUIで扱える設計は、テクノのリズム変形やハウスのパッドに、有機的で予測不能な揺らぎを加えたいときに頼れるはずだ。

Sugar Bytes Graindad: granular plugin with harvester modulation for mac, win and now iPadOS
Sugar Bytes Graindad is a new granular effect plugin powered by a mighty grain engine with FXs and an innovative harvest…

無料DAW「Septabee」が突如話題。カオスなデータフローUIが刺激的

Linux/Windows向けの無料DAW「Septabee」が、海外プロデューサーの間で突如として話題になり始めた。
開発に約2万時間を費やしたとされる本作は、データフロー型の風変わりなインターフェイスと、あえて“未完成”を表明する実験的なスタイルが特徴だ。
既存DAWの常識をいったん脇に置き、音の流れを自由に配線したい人ほどハマる設計で、マンネリ打破を狙うトラックメイカーにぴったりの存在だ。

Septabee, an insane-looking free Linux/Windows DAW with pomegranates – CDM Create Digital Music
Suddenly, a bunch of the producers I follow are buzzing about the music-mangling possibilities of Septabee, a free DAW f…

フィルターバンクを“演奏する”新感覚。Aqeel AadamのSightlines

Aqeel Aadam Soundsの新作「Sightlines」は、カラフルなフィルターバンクを“楽器として演奏”できる異色のプラグインだ。
macOS/Windowsに加えてiOSにも対応し、倍音の構成を直感的に整えながら音色の輪郭をリアルタイムで塗り替えられるのが斬新。
単なるエフェクトではなく、トラックの表情をライブで彫刻する“プレイアブルな音響楽器”として、スタジオでもステージでも活躍してくれそうだ。

Aqeel Aadam Sightlines: a playable filterbank synth and FX processor
Aqeel Aadam Sightlines: this new harmonic filter plugin (mac, win, and iOS) shapes your sounds and is playable like an i…

今日は核実験装置由来のモジュールから名機のソフト復刻、無料DAWの出現まで、刺激的なニュースが目白押しだった。
特に既存の型にはまらない機材が次々と生まれる流れは、テクノ/ハウス制作の可能性を広げてくれる
ハードもソフトも選択肢が増え続ける今こそ、未知のツールに飛び込んで新しいサウンドを探す絶好のタイミングだ。

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